
と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、この記事では下記の内容を初心者に分かりやすく紹介します。
- 暗号資産取引所の選び方
- おすすめの取引所
- 安全な取引の始め方
2025 年現在、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとする暗号資産は、資産形成や分散投資の手段として注目を集め続けています。
国内では 2024 年の 1 月から 6 月にかけて 126 万口座が新たに開設されており、現在は合計約 1,214 万口座以上が開設されています。
それでは、初心者でも迷わず暗号資産を始められるように、口座開設から取引の手順までを解説しましょう。
暗号資産とは?2025 年の基本情報
「暗号資産(旧:仮想通貨)」とは、インターネット上でやり取りできるデジタル資産です。
代表的な通貨には、以下のようなものがあります。
- ビットコイン(BTC):最も知名度が高い暗号資産。価値の保存手段として注目
- イーサリアム(ETH):スマートコントラクト機能が特徴。NFTやDeFiの基盤に
- リップル(XRP):国際送金に特化した暗号資産
ビットコインの時価総額は約 2 兆ドルに達しているなど、暗号資産市場は着実に成長を続けています。
2025 年現在では、「ステーブルコイン」や「CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)」の話題も広がっていますよ。



暗号資産を始める前に知っておくべき 3 つのポイント
暗号資産は魅力的な投資対象ですが、リスクも高く、知識なしで始めると大きな損失を招く可能性もあります。
そこで、初心者が絶対に知っておくべき 3 つの重要なポイントを深掘りして解説していきましょう。
価格変動(ボラティリティ)が非常に大きいことを理解する
暗号資産はまだ発展途上の市場で、実需よりも投機的な動きが中心になっているため、短時間で数十%動くことも珍しくありません。
そのため、
- 初心者は短期売買(トレード)よりも中長期投資をおすすめ
- 資産の 5 〜 10 %以内の余剰資金で始めるのが基本
- 「ドルコスト平均法」を活用してリスクを分散
などが対処法としてあげられます。
国家の政策、規制変更、ハッキング事件、インフルエンサーの発言(例:イーロン・マスクの X 投稿)など、さまざまな要因で価格が変動するため、最新のニュースをこまめにチェックしておきましょう。



信頼できる国内の暗号資産取引所を選ぶことが最優先
海外取引所は手数料が安く、取り扱い通貨が多いというメリットもありますが、金融庁の規制対象外で、トラブル時に自己責任となります。
そのため、
- 金融庁登録済か
- 二段階認証・コールドウォレットなどのセキュリティ対策はされているか
- スマホアプリやWebサイトの使いやすさ
- 取り扱い通貨の種類(初心者には BTC / ETH 中心でOK)
- サポート体制(トラブル時にすぐ問い合わせ可能か)
を基準に取引所を選ぶと良いでしょう。
国内取引所は金融庁に登録されているため、日本円での入出金・税務対応もスムーズなこともあげられます。
2025 年 2 月には、金融庁の要請で海外取引所のアプリがダウンロードできなくなっている(PC では取引可能)ので、海外取引所が突然使えなくなるリスクを回避するために国内の取引所は必須です。
少額から始められるが、必ず「余剰資金」で行うべき
暗号資産市場は、株式や債券と違ってファンダメンタル(企業収益や経済状況)に基づかない価格変動が多く、投資というよりも投機(短期での値上がり益狙い)といえる性質が強い傾向にあります。
そのため、
- クレジットカードで借金してまで投資する
- 生活費や家族のお金を使う
- 一発逆転を狙ってオールイン(全財産投資)
は避け、「損しても生活に支障が出ない金額」で始めるようにしましょう。



暗号資産取引所の選び方とおすすめ 3 選(2025 年版)



「暗号資産取引所」とは、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入・売却・送金・管理できるサービスです。
銀行口座のように暗号資産の「出入り口」になるため、日本円などの法定通貨にするときなどには特に必要となります。
それでは、初心者に特におすすめの国内取引所を厳選して紹介しましょう。
おすすめの国内取引所①:Coincheck(コインチェック)


「Coincheck(コインチェック)」は、2012 年に創業した東京都渋谷区に本社を構える暗号資産取引所。
2025 年現在、アプリの使いやすさ No.1・初心者利用率 No.1と言われています。
特徴 | 初心者に最もやさしい UI/UX。スマホアプリが圧倒的に使いやすい。 |
---|---|
手数料 | 販売所はスプレッドあり。取引所方式は BTC のみ対応で手数料無料。 |
取扱通貨 | 約20種類(BTC、ETH、XRP、LTC など) |
セキュリティ | 二段階認証・コールドウォレット対応。過去ハッキング後に再建済。 |
サービス | Coincheckつみたて、ステーキング、NFTマーケットも提供。 |
初心者向け度 | ★★★★★ |
公式URL | https://coincheck.com |
過去にハッキング事件(2018 年)を経て、経営体制を刷新しセキュリティレベルは大幅強化され、2025 年現在は国内トップクラスの信頼性を誇ります。
おすすめの国内取引所②:bitFlyer(ビットフライヤー)


「bitFlyer(ビットフライヤー)」は、2014 年設立の日本国内最古クラスの暗号資産取引所。
金融庁に登録されており、2025 年現在でも高いセキュリティと運用実績を誇る「安心重視型」の取引所です。
特徴 | 老舗取引所。セキュリティ評価国内最高水準。 |
---|---|
手数料 | 取引所形式での売買が可能(BTC / ETH等)。スプレッドも比較的狭い。 |
取扱通貨 | 約 20 種類(BTC、ETH、DOT、XLM など) |
セキュリティ | ISO27001取得、国内外でも高評価。 |
サービス | Tポイント交換、bitFlyerクレカでビットコインが貯まる等。 |
初心者向け度 | ★★★★☆ |
公式URL | https://bitflyer.com |
bitFlyerは、「とりあえず買ってみる初心者」から「中級者で板取引したい人」まで幅広く対応できる万能型の取引所。
超少額から投資できる手軽さと、日本トップクラスの安全性を兼ね備えた、長く付き合える信頼できるサービスです。
おすすめの国内取引所③:GMOコイン


GMOコインは、インターネット大手「GMOインターネットグループ」が運営する暗号資産取引所。
その信頼性・コスト・機能性の高さから、国内トップクラスの利用者満足度を誇ります。
特徴 | 手数料最安クラス。高機能チャート・スプレッドが狭くトレーダー向け。 |
---|---|
手数料 | 日本円入金・出金・暗号資産送金すべて無料(一部制限あり) |
取扱通貨 | 25 種類以上(BTC、ETH、ADA、DOT、XTZ など) |
セキュリティ | グループ全体で金融業を展開しており安心感あり |
サービス | レバレッジ取引、貸暗号資産、ステーキングも対応 |
初心者向け度 | ★★★☆☆(やや中級者向き) |
公式URL | https://coin.z.com |
GMOコインは、「初心者向けに超親切」というよりは、中長期で本気で暗号資産を運用する人のための完成されたプラットフォームです。
業界で唯一、ETH や BTC の出金が無料( 他の取引所では数百円〜数千円かかる)であったり、日本円も出金無料(bitFlyer やCoincheck では 400 〜 700 円)なところがやはり魅力ですね。
暗号資産取引所での「口座開設」の流れ(実例付き)
暗号資産取引所での口座開設は、以下の手順で完了します。
- 公式サイトからアカウント登録
- メール認証
- 本人確認(免許証・マイナンバーカード等の提出)
- 審査完了後、口座開設完了の通知
- 日本円を入金(銀行振込や即時入金に対応)



【実例で解説】Coincheck の口座開設の流れ
どこの取引所も口座開設フローはほぼ共通ですが、Coincheck(コインチェック)を例に詳しく解説します。
Coincheck アプリをダウンロード、または公式サイトへアクセスします。
そして「会員登録」に入り、メールアドレスとパスワードを入力します。
すると認証メールが届くので、URLをクリックして登録完了。
「電話番号認証」が必要となるので、電話番号を入力。
すると SMS で 6 桁の認証コードが届くので、入力すれば認証は完了となります。
氏名、生年月日、性別、職業、住所、資産状況・投資目的など(選択式)を入力していきます。
以下のいずれか 1 点の本人確認書類をアップロードします。
書類 | 条件 |
---|---|
運転免許証 | 両面撮影・有効期限内 |
マイナンバーカード | 表面のみ・通知カード不可 |
在留カード | 外国籍の方対象 |
パスポート | 顔写真ページ+住所記載ページ(2枚必要) |
Coincheckでは、「スマホで自撮り+書類撮影」をその場で行うことで、最短 5 分で審査完了します。
- 指示に従って書類を撮影
- スマホで顔写真を撮影(まばたきチェックあり)
- 自動判定で「本人確認完了」と表示されればOK



通常は、数分〜数時間で審査完了となります。
承認メールが届いたら、さっそく日本円の入金・仮想通貨の購入をしてみましょう。
口座開設でのよくある質問と注意点
口座開設をするときの、よくある質問と注意点をいくつか紹介しておきましょう。
実際に暗号資産を購入してみよう
口座を開設できたら、次は実際に暗号資産を購入してみましょう。
- 日本円を入金
- 購入画面へ移動
- 通貨と金額を選ぶ
- 購入後の確認
【実例で解説】Coincheck での暗号資産購入の流れ
口座開設フローと同様に他の取引所でもほぼ共通ですが、Coincheckを例にして暗号資産購入の流れを解説しましょう。
まずは、日本円を入金しましょう。
Coincheckでは、以下の 3 つの入金方法があります。
入金方法 | 特徴 |
---|---|
銀行振込(住信SBIなど) | 手数料無料・反映が早い |
コンビニ入金 | すぐ使えるが手数料 770 円〜 |
クイック入金(Pay-easy) | 即時反映・手数料高め(770円〜) |
Coincheck には、「販売所方式」と「取引所方式」の 2 つの購入方法があります。
方式 | 向いている人 | 特徴 |
---|---|---|
販売所 | 初心者向け | ワンタップで買えるがスプレッドあり |
取引所 | 中級者以上 | 板取引(BTC / ETH などのみ対応)で手数料が安い |
初心者の方は、「販売所」から始めるのがおすすめです。
購入方法を決めたら、以下の手順で暗号資産を購入します。
- 販売所の画面で買いたい通貨(例:BTC、ETHなど)を選択
- 「購入」タブを選ぶ
- 「日本円でいくら買うか」を入力(例:1,000円)
- 画面に表示される数量を確認(例:0.000095 BTC)
- 「購入する」ボタンをタップ
トップ画面に戻ると、「ポートフォリオ」に購入した通貨が反映されます。
購入履歴は、「アクティビティ」や「取引履歴」で確認可能。



投資する前に知っておきたい注意点・よくある質問
暗号資産を購入する前に知っておきたい注意点とよくある質問をいくつか紹介しておきましょう。
暗号資産投資に最低限必要な資金は?
多くの取引所では 500 円程度から投資可能です。ただし、手数料を考慮すると 1 万円程度から始めることをおすすめします。
暗号資産は危険な投資ですか?
価格変動が大きく、リスクは高いですが、適切なリスク管理により危険性を軽減できます。余剰資金での投資が鉄則です。
どの銘柄を選べば良いですか?
初心者はビットコインから始めることをおすすめします。市場の動きを学んでから、他の銘柄に分散投資を検討しましょう。
税金はどうなる?
利益が出たら「雑所得」扱いで課税対象となります。そのため、確定申告は忘れずに!
取引所が倒産したらどうなりますか?
金融庁登録業者は顧客資産の分別管理が義務付けられています。ただし、複数の取引所を利用するなど、リスク分散も重要です。
暗号資産の送金にはどの程度時間がかかりますか?
ビットコインの場合、通常 10 分 ~ 1 時間程度です。ネットワークの混雑状況により変動します。
2025年こそ、暗号資産で未来への第一歩を
2025 年 1 月の調査によると、7 割以上の人が今後も暗号資産の取引を続けたいと回答しているなど、暗号資産市場への関心は高まり続けています。
ただし、価格変動が大きいため、十分な準備と理解をもって投資に臨むことが重要です。
この記事で紹介した基礎知識などを参考に、安全で効果的な暗号資産投資を始めてみてくださいね。